デジタル採点なら記号問題は瞬時に終わる

学校の先生の業務の中にテストの採点がありますが、これがけっこう時間のかかる作業です。作業自体はそんなに難しいものではありませんが、とにかく採点しなければいけない枚数が多いので非常に時間がかかってしまいます。学校によっては数百人分の答案用紙の採点をしなければなりません。しかし近年、この採点業務を楽にするシステムが続々と登場してきています。

いわゆるデジタル採点システムと呼ばれるものです。デジタル採点システムにおいては、まず答案用紙をスキャンして紙データをデジタルデータに変換します。デジタルデータに変換することで、パソコンを使って採点ができるようになります。一部の解答部分を画面上に並べて一挙に丸付けをしていくというようなことも可能です。

デジタル採点システムでは、記号問題ならほぼ自動で丸付けが完了してしまいます。AIの画像認識機能はかなり向上していて、生徒の字がちょっと汚くてもほぼ間違うことなく採点をしてくれます。数百枚の答案用紙があっても、ボタン一つ押せばあっという間に丸付けが完了してしまうので、採点業務が非常に楽になるでしょう。コンピューターも間違いを犯すことはあるので、最終的なチェックは人が行う必要がありますが、それもパソコン画面上にならべてざっとチェックしていくことができるのがかなり楽です。

答案用紙を一枚一枚めくって点数を記入していく手作業にくらべれば効率は段違いです。採点のミスも減らすこともできるでしょう。