苦手分野の分析にも活用できる採点ソフト

採点ソフトは学校や資格試験、スクール、塾など様々な場所で活用されています。導入によってこれまで教員や講師が行ってきた採点業務を手助けし、手間と時間を大幅に短縮できるなどのメリットがあるソフトです。答案用紙をスキャンしてデータ化、さらに採点がしやすいように枠を設定して並べ替えなどの機能を備えており、これまで紙とペンで行ってきた業務を楽にしてくれます。採点ソフトのメインの機能は当然ながら採点に関連するものですが、ソフトによってはデータの保存や分析、校務支援システムへの連携なども行うことができます。

スキャンして読み込んだデータを採点ソフトが保存することで、必要なデータの呼び出しがしやすくなるでしょう。半年前のテストの結果や一年前の結果、さらには数年前に遡って生徒の成績を確認し、指導に活かすこともできます。分析機能付きの採点ソフトであれば、生徒が解答をまちがえた問題を分析し、対策テストの作成なども可能です。苦手な問題を分析して対策テストの作成に活かせば、生徒の成績アップへと繋げることもできるでしょう。

生徒個人の分析に加えて、設問に対してクラス全体ではどの程度の回答率だったのか、全体として苦手な設問はどれなのかなどの把握にも利用できます。アナログの答案用紙であっても具体的なデータに変換して見ることで、教員や講師の負担を軽減しながらも生徒指導へと活かすことができるのが採点ソフトの特徴となっています。