OCR機能というものは昔からありますが、どうにも信頼度の低いものとして知られてしまっている面があります。これは本や雑誌などの紙から文字をスキャニングして、それを自動でテキストデータに起こすというものです。本を大量に持っている人などは、デジタルデータにして軽く持ちたいという願望を持っていることが多いですが、それを実現する技術となります。しかし実際にやってみると、誤字だらけになってしまうのがお約束です。
どんなに綺麗に印刷された活字でも一定確率でおかしな読み取りをしてしまっていては、信用出来るものではありません。しかしAI技術の進歩とその組み合わせによって、精度が上がってきました。ここで登場したのがテスト答案の採点ソフトです。採点ソフトとはその名の通りテストを採点してくれるもので、解答を入力してから答案を読み取ると、自動でチェックしてくれます。
教師は忙しい仕事なので、こういったデジタルの力で少しでも労力を削減出来るなら、取り入れてもいいのではないでしょうか。テストというのは生徒の数だけ採点しなければならず、30人や40人もいる場合は大変な労力になります。それを一回で済ませられるようになるのですから、採点ソフトは現場の教師のためにも、入れておいた方が良いものと言えるでしょう。読み取り機能にも限界があるので綺麗に書いてもらわないといけませんが、そこは汚いと×になると伝えておけばいいだけなので、あまり問題ではありません。
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