デジタル採点システムの導入に必要なもの

デジタル採点システムは、基本的にアプリケーションなので使いたいPCにインストールすればいつでも使うことが可能です。ただしみんなでデータを共有したいなどの要望がある場合、ネットワークへの接続やクラウド環境での利用を検討する必要があります。オンプレミス型と言われるシステムは、施設内のPCやサーバーにインストールするタイプで、自分の組織での管理が必要です。セキュリティが高いことで選ばれることがありますが、専門知識を持った人が必要になるという問題も考えなければいけません。

インストールする時間やネットワーク設定など導入までにいくつか行わなければいけないことがあります。クラウドタイプのデジタル採点システムなら、設備は不要で契約とサーバーへのアクセス権があればすぐに始めることができます。初期投資が少ないことも魅力の一つです。契約数によって費用は変わってくるので、アクセスする人数を限定してコストを抑えることも可能です。

デジタル採点システムでは答案用紙を読み込む設備も必要です。スキャナーと呼ばれるもので読み込んだ答案をデジタルデータとして扱うことができます。あとは指定のサーバーに保管してアクセス権を考慮すれば大丈夫です。スキャナーは複合機などのスキャン機能を使っても問題ありません。

システムで要求される解像度を確認して、それにあった仕様のスキャナーを準備しましょう。同じ読み込みでも携帯電話などからの画像は使えないので注意が必要です。