全自動採点システムが実現する業務

どなたでも人生のなかで何度もテストを受けられていることでしょう。高校入試から大学受験、さらには運転免許などもテストの部類になるものです。以前は解答用紙に直接答えを記入するのが当たり前でしたが、1980年からは新しい方式の解答システムが誕生しました。それは一般的にマークシート方式と呼ばれるもので、鉛筆を使って黒い印をつけるものです。

もともとは1981年から執り行われた大学入試センター試験のために、大手デジタル機器メーカーが文部省の指示を受けて開発をしたものでした。採点システムというものであり、赤外線を解答用紙に照射をしてその反射率で自動で採点をするのが、採点システムの特徴となります。いまでは色んな試験で目にできるものですが、ここでは採点システムが実現している業務について簡単に解説をしていきましょう。まず採点システムは1秒間に最大で150枚分の答案をチェックすることが可能です。

センター試験は120万人以上が同時に試験を受けることになり、その答案用紙を2日間ですべて確認をしなくてはいけません。つまり、採点業務を素早く完了をさせることができます。そしてあらかじめプログラムを組んだ形で答え合わせをするため、人の手でチェックをするよりも大幅に採点ミスを減らすことも可能です。運転免許のような国家試験の場合、採点ミスをおこすわけにはいきません。

この点も採点システムを導入することで実現する正確な業務姿勢といえます。